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【文化講演会】後古典期マヤ文明とスペイン人の侵略
マヤ文明は、世界で数少ない一次文明(オリジナルな文明)を構成したメソアメリカの古代文明の一つであり、16世紀にスペイン人が侵略するまで、モンゴロイドの先住民たちが独自に築き上げた「石器の都市文明」でした。鉄器の欠如は、決して「遅れていた」ことを意味しません。マヤ人は石器を主要利器として、南北アメリカ大陸において文字、天文学、暦を最も発達させたのです。マヤ文明は、我々人類の歴史の重要な一部であるだけでなく、現代からも隔絶していません。その子孫である30のマヤ諸語を話す現代マヤ人は、800万人を超えます。マヤは、現在進行形の生きている文化なのです。


