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仙人掌の花(オリジナル)

作詞・作曲 / 川上 新

 

 

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

早く気がついて欲しくって

色鮮やかに開くんだ

 

露(つゆ)のありかも求めないまま そのまま

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

 

夜毎(よごと) 強くなっていく無数の棘の硬さに

自分の方から たやすく やさしく 手を伸べて

その繋がりの数の多さだけにほくそ笑んでる

 

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

 

 

 

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

手遅れにならないようにと

色鮮やかに開くんだ

 

人の温度も感じないまま そのまま

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

 

夜毎(よごと) 肥(ふと)くなっていく自意識が寝そべる

自分の方から 結んだ手網をぶった切って

孤高の英雄(スター)にでもなったような気分に酔いしれる

 

サボテンの花が開くのは

君の気持ちが遠いから

 

サボテンの花が萎(しぼ)むのは

君の気持ちが遠いから

 

サボテンの花を枯らすのは

君の気持ちが嘘だから

 

#オリジナル曲

#作詞作曲

#仙人掌の花

 

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