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高校講座 地学 宇宙と人間1 天文学と地球外生命

太陽以外の恒星を公転している惑星を「太陽系外惑星(以下、系外惑星)」と言います。その存在は昔からSFなどで考えられてきましたが、科学的に系外惑星探しが始められたのは1940年代のことです。しかし、捜索の精度が十分でないのと、「惑星系=太陽系のようなもの」という先入観にとらわれていたため、長い間発見には至りませんでした。初めて系外惑星が発見されたのは1995年10月のことで、ペガスス座51番星という太陽に似た恒星の周囲をたった3日程度で公転している木星型惑星(巨大ガス惑星)でした。そこから発見数はうなぎ上りに増えていき、2009年2月現在、340個以上の惑星が発見されています。

 

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